どうも、KYです。(@ky_rta)
今から15年以上前、中学生時代に「るろうに剣心」という神マンガに魅了されてからというもの、大人になったいまも傘を見るたびに「牙突」を繰り出したくなる衝動に駆られる大人になってしまいました。(さすがにもうやらないけど)
大人になってからも実写映画が大ヒットしたりと、従来ファンのみならず、新しい世代へのアピールにも成功していたるろ剣。
もともと原作終了後にも、和月先生の口から続編について匂わせがあったりと、常に北海道編の噂話はあったりしたのですよね。
そしてついに2017年10月から月刊誌ジャンプスクエアで待望の連載が開始!!
連載が月刊誌ということで、単行本が発売される間隔もほぼ半年に1回でじれったいところではあるのですが、そのぶん新刊を手に入れたときの喜びもひとしおです。
そんなるろ剣に並々ならぬ情熱を持つわたくし。北海道編を忖度なしでレビュー記事をびしびし書かせていただいております。本記事では各レビューをまとめていますので、興味をもった話をご覧いただければと思います。
このるろ剣への熱い想い!ぜひ共有できれば幸いでございます。
るろうに剣心北海道編を全巻レビュー!
第1巻-昨日の敵は今日の味方!?明治剣客浪漫譚・新章開始
るろうに剣心原作本編終了から5年が経過したという設定から物語がスタート。
かつて志々雄軍団の配下(下っ端)にいた長谷川明日郎(悪太郎)、ひょんなことから一緒に行動することになった井上阿爛・久保田旭が中核キャラとなって新章がはじまります。
彼らと剣心一派との出会い、そして原作本編からの再登場キャラするキャラとで、どのような新しい物語が紡がれるのか…。
第1巻のレビュー
旧作からの熱烈なファンからすると期待と不安が半々に入り混じった気持ちではありますが、読み進めるうちによみがえってくるんです。懐かしいあのるろ剣の空気感が!世界観は間違いなく健在でございます。
といいつつも次巻以降がグダったらどうしようか心配だったので、第1巻についてはレビュー記事書いてません(笑)
そして第1巻には今後のストーリー展開に大きくかかわりそうな伏線がおおく散りばめられており、
- 志々雄の愛刀・無限刀を手にしてしまった明日郎の剣客としての成長
- 久保田旭の過去(←旭もかつて志々雄配下にいたことが判明)
- 北海道編における最大の敵、剣客兵器の出現
- 飛天御剣流の酷使で限界にちかい剣心の剣客人生
- 亡くなっていたと思っていた薫の父が北海道で生きていた…!
以上のように、これでもか!というくらい盛りだくさんな第1話となっております。
第2巻-舞台は北海道・函館へ!懐かしのキャラたちがカムバックの予感
函館に到着した剣心一行が、早々にトラブルに巻き込まれる中で登場したのがまさかの左之助…!5年間世界中を放浪してきた男が最高のタイミングでカムバック!
一方すでに斎藤一は今作最大の敵である剣客集団と一戦を交え、なんとか1名を捕縛するも負傷して療養中。剣心が役割を引き継ぎ、捕虜を面会する最中で大事件が勃発。剣客集団との戦いは函館のみならず、北海道中が舞台となる様相を呈する状態に。
剣客集団の実力・規模については不明ながらも、目的が明確になってきた第2巻。物語が一気に動き始めるっ…!
第2巻のレビュー
るろ剣が復活してうれしい!読んでいて間違いなく面白い!
だけど…あれ?なんか従来キャラたちと新キャラたちの間に混じることのない「水と油」のような違和感が!?この先読み進めてガッカリすることは起こらないかな?
そんな熱烈ファンならではの心配を抱きつつ、自分なりの楽しみ方を見出した第2巻。
るろ剣北海道編とは新旧キャラが入り乱れる異種格闘技戦、「大乱闘スマッシュブラザーズー明治剣客浪漫譚ー」なのです。
第3巻-剣客兵器のベールがついに…!?るろ剣ドリームチームが立ち向かう
函館で捕縛中の剣客兵器・凍座から告げられた剣客兵器の計画。それは北海道中で実検戦闘を開始するというもの。
圧倒的な戦力を誇る剣客兵器に対抗するには、剣心・左之助・斎藤一だけでは明らかに不可能。そんななか斎藤一が根回しをして招集していたのが、かつての宿敵・志々雄一派の十本刀、そして新選組時代の盟友・永倉新八であった。
両陣営の役者は揃い、いよいよ本格的な戦闘に突入していく…!
第3巻のレビュー
ついに登場したもう1人の壬生の狼、長倉新八。斎藤一と新選組組長同士の絡みを見れるだけでるろ剣北海道編を買う価値があるってやつですね。
瀬田宗次郎と軽くて刀を交えただけでわかってしまう、有り余る永倉の熟練の実力。どんな必殺技を今後披露してくれるのが期待大です。
そして集った十本刀の面々に嬉し涙。旧作では敵であったものの、1人1人に個性があった素敵なダークヒーローたち。特に斎藤一・刀狩りの張・左之助の掛け合いが相変わらず面白すぎる(笑)
旧作の熱烈なファンで、残念ながら北海道編1~2巻で世界に入り込めなかった方たちも、第3巻で一気に引き込まれると思いますよ!
第4巻-舞台は広大な北海道中へ広がる!実検戦闘開始の報せ
役者が揃った剣心陣営は、剣客兵器に関するより詳細な情報を掴むため、凍座へ本格的な尋問を開始。実検戦闘の目的とは、いずれ起こる対世界戦争に向けて、一騎当千の猛者を選りすぐりするための行為であった。
明かされた剣客兵器のつぎなる計画は、小樽・札幌への二拠点襲撃。剣心陣営はチームを3つに分け、剣心チームは小樽・元新選組チームは札幌・元十本刀チームは函館を担当することに。
剣心チームはさっそく小樽へ向かうが、すでに街に異変が。雅という紋が刻印された、雅桐刀と呼ばれる刀が市中に大量に出回り動乱が極まっているのであった。
第4巻のレビュー
第4巻では尋問することに対しての条件ということで、剣心と凍座で戦いが発生。そこで改めて剣客兵器の隊長格はとてつもない実力を有していること、また独自の特殊能力を備えていることが発覚しました。
凍座の特殊能力は相手の実力が「異形の姿」として見えるもの。
かつて剣心が志々雄一派から救い、斎藤一の部下であり、十本刀に恨みを持つという、本作で1番複雑な立ち位置である三島英次。前巻では小鬼と映っていたのが、怒りの感情とともに鬼に向かって育っているようで今後キーマンとなることは間違いないでしょう。
そしていよいよドリームチームが3つに分かれてそれぞれ行動することに。元新選組同士の連携も楽しみですし、なにより十本刀の面々を味方視点で見たことがなかったので、それぞれの活躍がとても楽しみになる第4巻です。
第5巻-激突・小樽の動乱!雅桐の正体とは…?
雅桐刀の元凶はどこだ…!?ひょんなことから新キャラ3人組(通称アの三馬鹿)、特に井上阿爛の機転により雅桐本人を見つけだすことに成功。しかし、そのさらに奥に潜む真の黒幕は剣客兵器であった。
送り込まれた剣客兵器の刺客と左之助の激闘が始まる一方で、小樽市中は「雅桐銃」なるものが登場し、混乱の最中に暴動・略奪が生じていた。
左之助の戦いの行方は?剣心は市中の混乱を治めることができるのか?そして剣心を離れて行動を始めたアの三馬鹿と雅桐の運命やいかに?
第5巻のレビュー
第5巻に登場したのは雅桐こと原作早い段階で登場した某敵キャラ。まさかまさかの展開に、原作ファンは「ええぇーっ!」と心のなかでツッコミを入れてしまうこと必至です。
しかししかし!井上阿爛はともに頭脳派同士、そして金銭への向き合い方というものに共鳴して、なんともいえない絆が芽生える。それが結果的に阿爛覚醒の扉をこじ開けた感があるのが皮肉ですね。
彼の強みである思考力が想定していた以上に鋭い武器になるので期待感持てる一方で、この先敵陣営の戦略によっては相手方になびいてしまうのではないか?という懸念も生じてしまいました。
そしてこの巻でメインの戦闘は左之助!ひっさびさに徒手空拳のみで戦う変わらないスタイルに懐かしさを覚えつつ、世界を巡って成長した姿も見ることができるので、未読の方は乞うご期待です。
第6巻-剣客兵器の残酷な運命、そして始まった札幌の戦闘で新選組危うし
小樽の実検戦闘ついに終結!敗北した者に待ち受ける運命、そして戦いのなかで左之助と一種の絆が芽生えた剣客兵器・於野が遺した言葉とは…!
そして別行動を取っていたアの三馬鹿と雅桐も、井上阿爛の覚醒により剣客兵器相手に大金星。いよいよ新キャラたちの能力が開花する兆候を感じ取れる第6巻。
一方そのころ、札幌の実検戦闘対処に向かった元新選組チーム、剣客兵器の二刀流将校相手に2人がかりで大苦戦の様子。まだ見ぬ永倉新八の本領はいかに!?
第6巻のレビュー
第6巻で小樽における実検戦闘は集結です。無事剣心チームの勝利ということで、一行は薫たちが待つ函館へと帰途につきます。
そして小樽で敗北した剣客兵器たちはわずか1巻に登場したのみで処分されることに…。キャラの絵柄とか必殺技がしっかり描かれていただけに残念。剣客兵器とは恐ろしい組織でござる。
次いで始まる実検戦闘が札幌の元新選組チーム。第6巻ではほんの数シーンしか描かれていないので、メインストーリーは第7巻で展開していくことになるかと思うのですが、ドクロお面をした剣客兵器の二刀流将校がかなりのツワモノですね。
というか、斎藤一は函館山山頂の戦いで折れた刀をそのまま使い続けている感じ。早く次なる愛刀を見つけないとそりゃ厳しい戦いになるだろとツッコみたい(笑)
私はむかしからダークヒーローというものが大好きで、るろ剣では斎藤一が推しなので頑張って欲しい!第7巻がめちゃくちゃ気になってたまらない巻でございました。
第7巻-2022年5月2日(月)発売
まとめ
全話の簡単なあらすじとレビュー概要をご紹介させていただきました!新刊が発売するたびに詳細レビューを投稿しています。先ほどの各章にリンクを置いているのでよかったらご覧くださいね!
るろ剣北海道編はまだまだ道半ば。いまから読み始めても全然間に合います!むしろ今すぐ読み始めましょう!
冒頭でもお話したように、単行本は半年に1回ペースでしか発売されないので長期スパンで楽しめること間違いありません。ぜひこれから迎えるお正月休みで読んでみてはいかがでしょうか。
またるろ剣の原作を読んだことがない方、全部読めていない方は絶対に読みましょう(笑)北海道編は原作からのつながりがとても多いので、元ネタを知っているだけでより深く北海道編を楽しめます。
ということで、当ブログでは第7巻以降も熱いレビュー記事書いていきます!
つぎの巻は来年初頭(←2022年5月2日で決定しました)発売かな?楽しみ楽しみ。
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