どうも、KYです。(@ky_rta)
2019年2月4日に、るろうに剣心北海道編の単行本第2巻が発売されました。Kindleで予約注文していたので、発売当日は朝に目覚めるとダウンロードが完了しており、さっそく読書開始。本屋へ行く必要もなく、売り切れの心配もない電子書籍は素晴らしいですね。
さて、第2巻では北海道編における敵対勢力の規模・目的が徐々に判明して、世界観が一気に拡大。その一方で、第1巻からわたしの中で違和感を覚えていた部分がはっきりと出てきた感じ。
るろ剣ファン歴15年。漫画・映画・OVA作品・設定資料集をすべて見てきたわたしが、ここまでの北海道編を愛情持ってぶった切ります。
本記事の内容にはネタバレ要素が含まれています。
るろ剣北海道編に対する違和感の正体
原作ファンなら薄々感じているかもしれないですが。
新キャラグループの存在
第1巻から感じていましたが、ぶっちゃけ今のところ新キャラと既存キャラの存在は「水と油」です。るろ剣の世界観に、別の少年漫画作品のキャラが参入してきた感じ。
るろ剣が好きすぎるあまり、思い入れ強くてそう感じてしまっているのかな…。もっと公平性もった視点で読んでいこうかな…。
そんなことを思いながら第2巻を読みだしました。
しかしそんな思いを裏切るかのように、作中でも剣心(既存キャラ)グループと、明日郎(新キャラ)グループはほとんど交わることなく別行動をすることになります。ストーリーとして仕方がないことだとしても、違和感ある共存に慣れるようになるまでしばらく時間がかかりそうです。
明日郎(悪太郎)という新主人公
るろ剣北海道編の主人公的存在の彼。過去の素性としては、志々雄が統率していた武装集団の下っ端。…なのですが、本当にあの組織でやっていけてたのかな??笑
京都編では志々雄の下っ端軍団がたくさん登場しましたが、「志々雄様こそ正義!!」みたいな感じで命を惜しまず戦っていた印象。そんな中で悪太郎クンは何をやっていたのかな?お掃除係だったのかな?まぁ十本刀にも「刀狩の張」みたいな軽いノリのキャラいるからありっちゃありだけど…。
個人的には「悪のカリスマ」のもとに集う、名も無き下っ端悪者軍団にも愛着があったのですよ。だからこそ悪太郎が「そこ」に所属していたという事実に違和感を覚えてしまうのです。
志々雄一派が好きな人は裏話が描かれているので必見
人誅編から突き進んだ敵キャラの存在
さきほど「るろ剣の世界観に、別の少年漫画作品のキャラが参入してきた感じ。」と書きましたが、敵キャラに関しては原作の人誅編からはじまっている違和感です。
実際作者の和月氏も敵キャラ考案にあたり、アメコミとかの影響を受けていると公言しています。そしてファンの間でも賛否両論となる部分でもあります。
※八ツ目無名異とかほぼヴェノムですから…
普通の少年漫画であれば面白いんですよね。どの敵キャラも独自の特殊能力を持っていて戦闘シーンが楽しいですもん。だけど…結局は「志々雄一派」という存在がカリスマすぎた。特に志々雄真実にいたっては、スター・ウォーズの「ダース・ベイダー」と同様の存在です。
悪の美学を突き詰めた存在。これだけカリスマ的存在のラスボスキャラを生み出してしまったので、超えられない壁となってしまっているのはある意味仕方がないですよね。
るろ剣北海道編を楽しむための最適解がでました
ここまでは新作について否定的に捉えられるような書き方をしていますが、心の中にある違和感を正直に書き連ねただけでして、実際はかなり楽しんで読んでいます。どんな結末に向かおうと、るろ剣は永遠に青春です。
ぼくが考えた楽しみ方
わたしの中で北海道編の楽しみ方について結論がでました。これはるろ剣の「異種格闘技戦」です。大乱闘スマッシュブラザーズ-明治剣客浪漫譚-なのです。
というのも第2巻で判明した敵対勢力の規模が想定よりも遥かに巨大で、戦いの地が「函館」だけではなく、北海道全域に広がる様相を呈してきました。とてもじゃないですが、剣心グループだけでは太刀打ちできなさそう…。そんな危機的状況に呼応して、原作で登場していた敵味方の主要なキャラクターが北海道という地で一堂に会することになりそうなのです。
原作では宿敵だったキャラと肩を並べて闘う。ファンにとって、こんなにも興奮するオールスター戦は素敵すぎませんか!?
予想けっこう当たってました
ワンピース化していきそうな予感
今後のストーリーは作者のみぞ知るところなのでまったく予想はできません。しかし個人的には剣心グループに原作の主要キャラが仲間として合流して、敵対勢力との大規模な連合戦に発展すると予想しています。その中で明日郎グループはどのような成長、融合を見せていくのか…!
何はともあれ大好きなるろ剣の世界が再び動き出してくれて嬉しい限りです。今後も全力で作品を応援していきましょう!
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