どうも、平成元年生まれのKYです。(@ky_rta)
「平成最後の◯◯」
最近よく聞くキーワード。
平成という時代に生を受けて謳歌してきた身として、初めてとなる元号の変更は楽しみ半分、名残惜しい気持ち半分といったところ。
高度経済成長期真っ只中の昭和時代に育った父親と先日語り合ったんですよ。
「平成は昭和と同じくらいに劇的な変化が起こった時代だったね」と。
デジタルネイティブ世代のわたしが経験してきたこと、感じたことについて、懐かしみながら探っていきます。
新時代に向けた変革期
情報化社会によってライフスタイルの変化が起こった平成時代。
つぎの元号でもその流れがさらに加速するでしょう。
Windows98という黒船
我が家にパソコンがやってきたのは小学校中学年のころだったかな。
最初のころはペイントでお絵かきをしたり、ネットに詳しい友達にゲームをフロッピーディスクに入れてもらったり。
(画質はドット絵クオリティ。ピンボールのようにボールを弾いてブロック崩しをするゲームだった。)
エンドレスバトル(通称エンバト)というオンライン対戦ゲームもやっていました。
それぞれのプレイヤーが国に所属して、自分のキャラを強化しながら国を強くするために戦う。
他プレイヤーともチャットで交流や駆け引きのある、テキストベースのとてもシンプルなゲーム。
いま思うとこの頃からネトゲ好きだったんだな…。
とにかく1台のマシンで家にいながら世界とつながって何でもできるというのが、ただただ面白かった。
ADSLの普及で激増した情報量
当時のインターネット接続はISDNという方法が主流。
使えば使うほどお金がかかるシステムだったので、ネットを使うときだけ接続して、使用後は接続を切断するというめんどくさいものでした。
しかし小学校高学年のころにはADSLという月額固定料金の新しいネット接続サービスが登場。
ISDNより回線速度も早く、データ量の大きな使い方(動画など)をできる時代がやってきた。
大いに恩恵を受けたのが、当時洋楽ロックにハマっていたわたし。
今とは違ってニュースサイトも数多くなかったので、情報源は熱心なファンがつくるコミュニティサイト。
毎日のようにアクセスして、好きなバンドの最新情報やライブ動画を食い入るように見つめる日々。
交流掲示板は全国の熱心なファンからの書き込みが止まることなく、大賑わいだった記憶があります。
わたしの年齢は当時のネット界隈としてはかなり若い層だったので、ファンサイトの管理人から好きなバンドのライブビデオやグッズを送ってもらい、オイシイ思いをさせていただきました。
いま思うと親の許可なく勝手に自分ちの住所を教えてるわけだから、危ないもんだね。
リアルタイムコミュニケーションの到来
現在はプライベートの連絡手段として、「LINE」がもはやインフラといってもいいくらいに根付きましたね。
仕事面においても、各社のビジネスチャットサービス競争が盛んです。
日本、そして世界中の見知らぬひとたちとリアルタイムで交流する楽しさを覚えたのは中学生時代。
当時若い層で人気だったのが「居酒屋チャット」。
発言するとお金がたまっていって、チャット内でお寿司を頼んだりおごったりでコミュニケーションを図れるサービス。
放課後はパソコンがたくさん置いてある中学校の情報教室が開放されていたので、いろんな人とチャットして遊んでました。
(わざわざ隣に座っているのにね…笑)
ソーシャルネットワーク時代のはじまり
わたしたちの世代にとってSNSの先駆けは「モバゲー」や「mixi」だったんじゃないかな。
高校に入学するころには多くのひとが携帯電話(ガラケー)を持っている時代に。
(着メロをダウンロードして友達と音楽を聞いていた文化が懐かしい)
携帯電話で面白い動画や写真を撮って投稿したり、日記を書いたり、ゲームをしたり…。
今でこそ当たり前だけれども、当時は新時代の体験だった。
どちらのサービスも、日記・掲示板・フレンド機能・サークル・ゲームと現在のSNSに通じる要素はすべて兼ね備えていましたからね。
それからわずか数年後。
世界ではFacebook、Twitterなどの登場、スマートフォンの普及とともに、平成の後半はSNSが世界を動かす時代になりました。
Windows98でパソコンというものに出会ってから、たった20年の間に起こった出来事です。
世界はより狭く、より深く
たった20年間で世界中がつながるほど変化した。
だけど1番変わったのは人間同士のコミュニケーションのあり方だと思うのです。
多様性が生きやすい時代に
ちょっと極端な話ですが。
✓ネットのない時代 ⇨ 地域・学校・会社という限られたコミュニティ
✓ネットのある時代 ⇨ ネットにつながっている世界中の個人・グループ
ネットが普及していない時代というのは、環境を変えにくい時代でした。
もし自分の周りに居心地のよいコミュニティがなければ我慢するしかない。
それがネットの普及によって、自由に世界中の個人同士がつながれるようになりました。
身の回りに気の合う人がいなければ、探しに行けばいい。
マイノリティな趣味であっても、日本全国どこかに同じ趣味を持つ人がいるはず。
そして世界に目を向ければ60億人もの人がいるのですから。
ネット社会に救われたのは私なのです
先ほどの話はわたしの実体験。
20歳前後のころ、目標を見失ってどうしようもない大学生活を送っていました。
人間関係もその当時のコミュニティに馴染めなくて孤独感を味わっていたのです。
そんな状況のわたしを救ってくれたのがネット上の趣味で集った仲間たちです。
SkypeやTeamSpeakといったボイスチャットで交流をしていたのですが、まあ楽しくて話の止まらないこと。
よく明け方まで語り合ったものです。
(今ではリアルでも付き合いがあり、定期的にオフ会を開く仲)
その後、就職を機に環境が変わったことにより、浮き沈みこそありながらも人生が上向いていきます。
特にブログやTwitterをはじめてからは、ネットの力で有益な情報を得て、行動することによって成長できていると実感しています。
いまは人生を最高に楽しく謳歌しています。
これもすべては発展したインターネットの力によって巡り会った、ネット友達のおかげです。
現在の状況に窮屈な思いをしているアナタ。
まずはネットの世界で居心地よい場所を見つけましょう。
それは人付き合いであったり、コンテンツであったりなんでもOKです。
弱っている精神状態には休息が必要ですから。
そして回復してからは、理不尽な環境を打破するために行動しましょう。
インターネットと情報の力で、人生はいくらでも変えることができますから!
▼ネット社会での生き方について記事にしました▼
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