どうも、KYです。(@ky_rta)
昨年夏に宿泊した「HAKODATE海峡の風」に続き、「緑の風リゾートきたゆざわ」に宿泊してきました。○○の風シリーズは、運営元の野口観光がミドルハイグレードと位置づけたちょっと贅沢な温泉宿泊施設です。
緑の風のコンセプトは大きく以下の3点が特徴となっています。
- 圧倒的な大自然に囲まれた癒やしとアクティビティ
- 森林浴を愉しむ20種類の散歩露天風呂
- 絶品が運ばれるワゴンサービス付き実演ビュッフェ
館内には屋上天文台(要予約&有料)があったり、近くには森の中で空中アスレチックやジップラインを楽しめる野外アドベンチャーパークがあります。
また施設目の前には川遊びや足湯を楽しめる散歩道が備わっていたり、館内でもその光景を眺めながらリラックスできる書斎・ワークスペースが充実。
アクティブな体験をしたい方も、癒やしを求めにきた方にもきっと満足した時間を過ごすことができる、オールラウンドな温泉リゾートホテルとなっています。
それでは緑の風での宿泊体験をご紹介していきます。お出かけをご検討中の方の参考になれば幸いです。
緑の風リゾートきたゆざわは伊達市大滝区にあります
北海道の道南エリアに位置する伊達市大滝区の山間には、いくつかの宿泊施設が連なる「北湯沢温泉」があります。そのうちの1つが緑の風リゾート。昔からご存知の方は旧・湯本名水亭のほうがピンとくるかもしれませんね。
施設名 | 緑の風リゾート きたゆざわ |
住所 | 伊達市大滝区北湯沢温泉町300-2 |
電話番号 | 0570-026574(予約受付 10:00~18:00) |
公式HP/SNS | ホームページ/Facebook/Instagram |
すぐ近くには同じ野口観光が運営する「森のソラニワ(旧・湯本第二名水亭)」「ホロホロ山荘」といった温泉宿泊施設があり、徒歩5〜10分ほどでそれぞれ行き来することが可能なほどです。
エントランスホールは…とにかく広い
館内に入場すると、ご覧のとおり広さに圧倒されます。
フロントが遠い(笑)
それなりに宿泊客はいたのですが、チェックインを待つ間のソーシャルディスタンスも完璧です。もちろん出入口にはサーモカメラが設置されていましたよ!
個人的に到着してすぐにおもしろいな〜、と感じたのが天井照明。
天井一部が透明な板になっていて、水滴を一定間隔でたらしています。そこに真上から照明を当てることによって、床のいたるところに波紋の影が広がる仕掛け。
仕組み自体は人工的ですが、自然の風情を感じる素敵なライティングに感動。
函館・海峡の風チェックイン時と同様にこちらでもウェルカムドリンクとクッキーをいただき、ホッと一息。まろやかな酸味あるフルーツドリンクとほろ苦いコーヒークッキーの組み合わせが美味。
フロントから正反対に30メートル(!?)ほど歩くと大浴場へとつながります。入口手前の左手に「ご当地ストアジャパンセレクション」というお土産屋さん、右手に「メイスイマート」という売店があります。
メイスイマートでも飲み物やおつまみなどは購入できますが、正直ふつうのコンビ二のほうがラインナップが充実しているので、事前に購入したものを持ち込みするといいかもですね。
緑の風リゾートの近くには、気軽に徒歩で行けるようなコンビニはおろか商業施設がまったくありません。
小さなお子さまを連れての旅行の場合は、多めにオムツ・おしり拭きやミルク等を持参したほうがいいかもですね。
最寄りのドラッグストアまで車でだいたい30分ほどかかります…!
近隣の観光情報も充実です
フロント向かって右手に「ITカフェ情報ステーション」という観光案内スペースがあります。
パーテーションで区切られた落ち着きある空間で、コーヒーを飲んでくつろぎながら近場の散策を計画するのにいいかもしれません。
大自然でのアクティビティも満喫
緑の風から徒歩5分で到着する森のソラニワには、山側の敷地を活用した「ムササビ」という愛称の野外アドベンチャーパークがあります。
木と木の間をロープや梯子でつないだ空中アスレチックや、専用ハーネスを装着してスーパーマンのような格好で森の中を滑空するジップラインが楽しめます。
今回の宿泊時はあいにくの雨で行くことはできなかったので、写真は3年前に遊びに行った時のもの。ご覧のように地上からけっこうな高さでアスレチックが設置されています。
高所恐怖症の方はまちがいなくやめておいたほうがいいです(笑)
コースは2種類用意されていて、わたしが挑戦したファンコース(難易度高め)はスリル満点!ゴールしたときは力が入りすぎていたからか手汗びっしょりで腕がプルプルしてた記憶があります(笑)
完全に運動不足を露呈…汗
営業時間:10:00~16:00
- ファミリーコース:大人2,000円 / 子ども1,500円
- ファンコース:大人2,500円 / 子ども2,000円
- ロングジップライン:大人1,500円 / 子ども1,000円
※料金はすべて税込み
大自然で愉しむ温泉、客室や館内施設をご紹介
それではここから1番の醍醐味でもある森の中を歩く温泉や、客室の様子、館内の施設をご紹介していきます。
森林の中で香り湯を愉しみ歩く
テレビCMでご覧になったことがあるかもしれませんが、緑の風リゾート1番の特徴が「森の散歩湯」。男女各10種類(夜朝入れ替え制)もの香り湯が森の中に配置されています。大自然の空気を吸いながら木の通路を渡り歩き、湯浴みを愉しむ贅沢。
本当に森の中につくられているので、夜なんかは野生動物が温泉入りに現れるんじゃないかとビクビクしてました(笑)
惜しいなと思ったことがあって、それぞれの浴槽がどんな香り湯か表示札が貼られているのですが、日本語表記しかないんですよね。いずれ海外からの観光客も戻ってくると思うので、併せて英語表記もあれば良いな〜と思いました。
ゆったりとつかれる露天風呂もあります。こちらは広々150坪あるので混雑していても安心でございます。
さきほどの散歩湯もそうですが、露天風呂には屋根がまったくありません。天気の良い夜なんかは周囲に星の光を邪魔するものがないので、夜空を眺めるのに最高でしょうね。
わたしが行ったときは雨に直撃…、というか冬は大雪のときってどうなるのか気になる(笑)
バリエーション豊富な屋内風呂
露天風呂へ向かう入口手前には水深1.1mの歩行湯や寝湯、そして期間限定の変わり種風呂がある、お好み風呂エリアとなっています。わたしが行ったときは「酒湯」や「シャボン湯」といった、なかなか他では味わえない強烈な体験ができました。
こちらが屋内の大浴場。露天風呂ほどの広さはありませんが、ひとつひとつが余裕あるつくりで、人が多い時間帯でも窮屈な気分になることはありません。ゆったり湯浴みを楽しめます。
また個人的にサウナが好きなのですが、水風呂には足までしか入れないタイプなんですよね(笑)そんなわたしのようなひとには嬉しいクールサウナも完備されているのがポイント高い!室温が5℃くらいに設定されているのでサ活が捗りますよ!
温泉から上がったあとは、男湯・女湯の目の前に広めの休憩エリアがあります。もちろん自販機も完備。
ほてった体を冷ましたり、待ち合わせするのにちょうど良いですね!
ちなみに洗面脱衣室にはドリンクサーバーが置いてあり、麦茶とフレッシュウォーターを自由に飲むことができます。フレッシュウォーターはレモネードを少し薄めたような飲み物で、温泉あがりの水分不足な体に染み渡っておいしいです。
客室は備え付けのお風呂で温泉につかれます
今回宿泊したのはスタンダードルームという和洋室のプラン。ツインベッドルームと10畳の和室があるお部屋で、小さな子どもが走り回るには問題ない広さ。
ベッドはキャスター付きタイプなので移動できます。我が家ではベッドを並べてわたし・奥さん・子どもの家族3人で川の字になって寝ました。
客室備品について
お菓子・飲み物などの備品はこんな感じ。伊達産大豆を使用したみそゆべしがうまし。売店でも売っています。
さすがに海峡の風のように美鈴珈琲のコーヒー豆とミルまでは置いてありませんでしたが、十分ですね!グレードが高い部屋になると備品もランクアップするのかな??
>>参考リンク▶緑の風リゾート客室一覧
ちなみに館内の履物はこんな感じ。温泉旅館によくあるスリッパよりは履きやすいつくりです。しかし海峡の風でめちゃくちゃ感動した、売店価格13,000円ほどする職人の業物ではありませんでした(笑)
蛇口から天然温泉がでてきます
客室風呂を見ようとドアを開けようとしたら気になる表示札を発見。「客室のお風呂も大浴場と同じ成分です」だそうな。
ん…?客室のお風呂で温泉に入れるっ!!
これは赤ちゃんとか連れた家族旅行にうれしいですね。お部屋で温泉に入れるとなると、準備とかもそうですし何より気持ちの面ですごく気楽ですよね。
気をつけなければいけない点があって、表示札にも書かれている蛇口からの温度。
ユニットバス蛇口での源泉温度は60〜70℃です。
想像以上にかなり熱いので、混合栓はお湯少なめ・水多めでこまめに温度確認したほうがいいと思います。わたしのテキトーな調節だと熱めだったみたいで、子どもには文句言われちゃいました…!!
テレワーク・ワーケーションも捗るワークスペース
1階フロント横に進むと書斎コーナーが4室設置されています。すべて木製ルーバーで外からの視線を遮った半個室状態となっており、リラックスして過ごすことができます。
電源コンセント・LANコンセント(Cat5E)・館内Wi−Fiが完備されており、いま話題のテレワークやワーケーションをすることも可能となっています。
書斎コーナーに隣接する野口文庫には、多数の本や雑誌、絵本などが揃っています。無料のコーヒーサーバーや高級オーディオもありますので、椅子に深く腰掛けながら休憩するのに最適です。
書斎コーナー・野口文庫の利用可能時間はどちらも7:00~24:00です!
畑の恵みが盛りだくさん!大満足ビュッフェ
さて、温泉とならぶ楽しみといえば、もちろん美味しいご飯!海峡の風に宿泊したときに○○の風クオリティな絶品料理に感動してしまったので、緑の風についても期待値が上がっちゃってます。
それでは夕食と朝食ビュッフェの様子をお伝えしていきますよ!
夕食ビュッフェ
いきなり映え〜な写真でございます(笑)フレッシュな素材をまるごと活かしたスムージーが6種類もあります。なかにはなんと自社農園で収穫した野菜もつかっているようで、地産地消の恵みですね。うちの奥さんはとても気に入ったようで、つぎつぎと飲み干してました!
海峡の風でもそうでしたが、小鉢料理のクオリティがすごい!そして見た目が色鮮やかで素敵。野菜スティックもおいしくて手が止まりません(ポリポリポリ)。
写真にはないですが目の前で焼いてくれるステーキもおいしかったな〜。
定期的にワゴンで料理を自席まで運んでくれるサービスが目玉のひとつとなっています。そのなかで気に入ったのが上の3品。特に芋を100%つかったうどんが人生初の食感で楽しめましたね。蕎麦の麺とうどんの麺をいいとこ取りしたような風味で、おいしくいただきました。
スイーツも充実の品揃え。ケーキは海峡の風と同様に、緑の風パティシエ特製です。
特に写真右下のプリンみたいな見た目のケーキが絶品でした!ケーキの上に薄いチョコレートのお皿がのっかっていて、そこのオレンジソースが入っています。口にほうりこむとケーキの食感のあとに、プチッとチョコレートが割れ、オレンジソースの風味が口の中に広がります。
あぁ…また食べたくなってきた…。
ほかにも美味しいモノばかりでしたが、キリがなくなってしまうので夕食はこのへんで(笑)
朝食ビュッフェ
朝食のビュッフェも夕食時と変わらないくらいバリエーション豊富なメニューを大満喫。ワゴンサービスはないものの、シェフがその場で料理をつくってくれる「実演メニュー」を堪能です。
特に写真にもあります、本場ベトナム人シェフがつくるフォーが最高だった…!過去に東南アジア旅行したときに現地で食したフォーそのもの。具材は自由にトッピングできるので、パクチーを大量にのせていただきます。
口に入れた瞬間、まるで気分は東南アジアにいるかのよう(笑)
焼き立てベルギーワッフルも絶品で、トッピングのチョコとメープルシロップをたっぷりかけて贅沢に味わっちゃいました。
気になる感染症対策
感染症対策として、料理を取りに行く際はビニール手袋とマスクの着用が必須です。さらに食事会場への通路には、これでもか!というほど10台くらい手指消毒器がズラリと並んでいます(笑)
入場についても15分単位で制限するなど、密になりすぎないよう施設側で管理していたので、快適な食事時間を楽しませていただきました。
館内においても、少し歩けばすぐに見つかるほど多数の消毒液が設置されており、探しに行く手間を感じなかった印象ですね。スタッフさんの徹底した気遣いのおかげで、素晴らしい宿泊体験ができました。
まとめ
緑の風リゾートは大自然に囲まれた立地を最大限いかした、遊び・癒し・食事が総合的に高いレベルで体験できる素敵な宿泊施設でした!
海峡の風よりファミリー向けという感じですね。
これで○○の風シリーズ完全制覇まで、「洞爺湖・乃の風リゾート」を残すのみ!(←行ってきました!)今回の家族旅行も大成功でした、ありがとうございました!
〇〇の風シリーズすべて行ってきました!
コメント